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【簡易設定】
 男と女は幼馴染。高校生くらい。気恥ずかしさから、顔を合わせるとどうしても憎まれ口を叩いてしまう女だが、男のことが好き。男も女を恋愛対象として意識している。
 バレンタインデー、男のために手作りチョコレートを用意して来たものの、渡すタイミングがわからず、女が帰り際ギリギリになって彼を呼び止めるところから始まります。
 女の方がツンケンしているのに対し、男の方は余裕のある感じで演じてください。

女:ちょ、ちょっと待ちなさいよ!
男:ん? ……なんだ、お前か。俺、もう帰るんだけど?
女:な……あんた別に、暇なんだからいいでしょ。
男:へいへい。で、何?
女:ん、これ。
(チョコレートの入った紙袋を差し出す)
男:何これ。
女:うっさいわね、見ればわかるでしょ! ……チョコ。
男:チョコ? なんで?
女:なんでって……バレンタインじゃん、今日。
男:……別に俺、甘いものそんなに好きじゃないんだけど? 余りなら他の奴にやれよ。
女:いいから黙って受け取りなさいよ! あんたなんて、どうせあたしくらいからしかもらえないんだから。
男:ああ……それが、俺、後輩からもらっちゃったんだよね。
女:……っ、何それ。
男:なんかさっき呼び出されてさ。本命チョコだって。告白された。
女:ふうん……。それじゃ、ついにめでたくリア充ってわけ? あーあ、今年もチョコがもらえない可哀想なあんたのためにせっかく作ってあげたっていうのに、意味なかったじゃない。
男:なんで? 俺のために作ってくれたんでしょ? んじゃ俺にちょうだいよ。
女:ばっかじゃないの、彼女いる男にあげるチョコなんかありませんー。
男:はぁ……(溜息)
女:何よ。
男:お前なんか勘違いしてない? 俺、その子と付き合ってないよ。
女:はあ? ……こ、断ったの?
男:うん。
女:あっそ。もったいない。
男:好きでもない子と付き合えないし。他に好きな子いるし。
女:はいはい。それで? 肝心のその好きな子からはチョコもらえなかったんだ?
男:ああ、まだもらってない。だからちょうだい?
女:「だから」って……なんでそうなるわけ?
男:わっかんねーかなあ……俺、お前のチョコがほしいって言ってるんだけど?
女:なん……だから、
男:(女のセリフにかぶせるように)お前のことが好きだって、言ってんの。
女:は……はあ?
男:お前だって、そのつもりで用意してくれてたんじゃないの?
女:そ、それは……!
男:お前素直じゃないからさあ。俺のこと好きなのかなって思う時あったけど、なかなか自信持てなかったんだよね。でも、わざわざ俺のために作って来てくれたってことは、うぬぼれていいんだよね?
女:勝手に、すれば……。
男:うん。そうさせてもらう。……ありがとうな。
(男、女の額に軽くキス)
女:な?!
男:はは、びっくりしすぎ。
女:う、うるさい!
男:これからもよろしくな。
女:こちらこそ……よろしく。

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